08/25/2008(Mon)
雑談 (クリアネス)
この間蛇にピアスを求めて本屋さんへ行ってきました!が・・・
蛇にピアスは売り切れていたのか?以前はたんまり本屋さんにあったはずなのに今回探してみたら1冊も無かった・・・代わりに私は一冊の本に出会いました(笑
クリアネス
透き通る様なクリアな表紙とその下の本の表紙がパールホワイトに染まっていてそれを見た瞬間凄く興味津々だった私!!よく見たら第一回携帯小説大賞受賞 映画化決定と書かれていた!
内容を見てみると私が好きな感じで堕ちていく話(笑 若くして売春をしている少女の病んだ心を救ったのは出張ホスト!って感じの話で即効買いました(笑
超時間忘れて読みまくった!(笑
↓この本です☆

ちなみに映画は出演者が豪華で杉野希妃 細田よしひこ 小柳友 哀川翔 高田純次だって☆
2008年2月 バレンタインロードショー ☆〜
クリアネス公式HP
蛇にピアスは売り切れていたのか?以前はたんまり本屋さんにあったはずなのに今回探してみたら1冊も無かった・・・代わりに私は一冊の本に出会いました(笑
クリアネス
透き通る様なクリアな表紙とその下の本の表紙がパールホワイトに染まっていてそれを見た瞬間凄く興味津々だった私!!よく見たら第一回携帯小説大賞受賞 映画化決定と書かれていた!
内容を見てみると私が好きな感じで堕ちていく話(笑 若くして売春をしている少女の病んだ心を救ったのは出張ホスト!って感じの話で即効買いました(笑
超時間忘れて読みまくった!(笑
↓この本です☆

ちなみに映画は出演者が豪華で杉野希妃 細田よしひこ 小柳友 哀川翔 高田純次だって☆
2008年2月 バレンタインロードショー ☆〜
クリアネス公式HP
08/23/2008(Sat)
愛の力
どうしてだろう?
何時から変わってしまったんだろう?
二人でいれば
笑顔耐えなかったはずなのに
少し暗い世界知り過ぎてしまったんだよ
愛と言う言葉間違って捉えていたのかな
愛の神様
傷つけないで
幸せを祈ってる
僕がいること忘れないで
愛の神様
訊いて下さい
僕に出来ないことがある
どうかお願い
1つだけ
本当の愛を届けて下さい
月日が経てば
分り合えると思っていたんだ
そんな風に
考えて居たのは
僕だけだったなんてね
夜の空を眺れば
手を伸ばしても届かない
優しく見守る君達は
あまりに遠過ぎて涙流れそうだよ
愛の神様
訊いて下さい
いつもここで願ってる
僕が居ること
知って下さい
愛の神様1つだけ
偽りの心は捨てるから
どうかお願い
あの人に
本当の愛を
届けて下さい
ずっとずっと泣いていた
愛を知らずに苦しみながら
それでも耐えて生きていた
出来ることなら
どうかお願い
不器用過ぎるあの人に
ほんとの愛を1つだけ・・・
*人には出来ることと出来ないことがあってどんなに側にいても出来ないこともあるんだよね…
何時から変わってしまったんだろう?
二人でいれば
笑顔耐えなかったはずなのに
少し暗い世界知り過ぎてしまったんだよ
愛と言う言葉間違って捉えていたのかな
愛の神様
傷つけないで
幸せを祈ってる
僕がいること忘れないで
愛の神様
訊いて下さい
僕に出来ないことがある
どうかお願い
1つだけ
本当の愛を届けて下さい
月日が経てば
分り合えると思っていたんだ
そんな風に
考えて居たのは
僕だけだったなんてね
夜の空を眺れば
手を伸ばしても届かない
優しく見守る君達は
あまりに遠過ぎて涙流れそうだよ
愛の神様
訊いて下さい
いつもここで願ってる
僕が居ること
知って下さい
愛の神様1つだけ
偽りの心は捨てるから
どうかお願い
あの人に
本当の愛を
届けて下さい
ずっとずっと泣いていた
愛を知らずに苦しみながら
それでも耐えて生きていた
出来ることなら
どうかお願い
不器用過ぎるあの人に
ほんとの愛を1つだけ・・・
*人には出来ることと出来ないことがあってどんなに側にいても出来ないこともあるんだよね…
08/20/2008(Wed)
最後のありがとう第九話
そろそろ終わらせようかなぁ・・・?(汗
最後のありがとう〜第九話〜
《私達の時代では‘他界した人の魂は星になる、そしてその魂が新しく生まれ変わる時、流れ星が地上に向けて流れやがて消える‘そう言われていた。
もし、人の魂が本当に生まれ変わると言うのなら、自ら命を殺めた人の魂はどうなるのだろうか?生まれ変わって幸せが待っているのだろうか?私にはそうは思えない・・・同じ辛さを味わって、また命を殺めたいと思ってしまうのではないだろうか?神様が本当に存在するのなら、幸せとは辛さに負けず頑張って生き抜いた人へのご褒美であって、自ら命を殺めた人を幸せにする事とは少し違うのではないだろうか?だとしたら・・・歩美・・・それこそ永遠に続く生き地獄なんじゃないかな・・・。》
静まり返った病室には‘ザーザー‘と雨音だけが響いていた。
時刻はすでに午後3時、あの後私は先生と一緒に救急車に乗り込み病院へ向かった。
歩美は未だ意識がない。
「入江先生・・・歩美大丈夫なんですよね?」
私は小さな声で保健室の先生(入江先生)に確認を取った。
「ええ、病院の先生が大丈夫って言うのだから大丈夫よ・・・。」
あの時私は、空き瓶を見て歩美が全て飲み込んだとばかり思っていたが、実際は違っていたらしい。
病院の先生は‘歩美さんの摂取した薬の量はごく少量で、普通の人より少し多く飲んだくらいでしょう‘そう言った。
「それにしても、どうして進上さんはこんなこと・・・高坂さん?何か知らない?」
入江先生が私に問い掛けた。
「それは・・・」
全てを話していいのだろうか?私は躊躇してしまい、結局何も答える事は出来なかった。
言いかけた言葉が繋げなくて、少し気まずい沈黙が2人を包んだ。私と先生はただスヤスヤと眠る歩美を悲しい瞳で眺めていた。
「そろそろご両親が到着する頃だと思うからロビーを見てくるわ」
入江先生はそう言い残すと病室を後にした。歩美のご両親は共に多忙で、なかなか病院へ向かえずにいた。お母さんはキャリアカウンセラー、お父さんは教授をしているらしい。
二人きりの病室で、私は歩美の手を握り締めた。
(歩美・・・辛かったんだね。ごめんね・・・もっと前に私が歩美の気持ちに気付く事が出来ていたら・・・。)
そう思うとただ悔しくて胸が張り裂けそうになった。
瞬間、握った手から微かな反応を感じた私は歩美の顔を眺めた。
「愛日・・・」
「歩美」
私は驚いて立ち上がった。
「い、今・・・先生呼んでくるから」
私は慌てて扉に向かうと
「待って」
まだおぼつかない声で歩美が私を呼び止めた。
私はそれを聞いて、歩美の隣まで戻った。
「どうしたの?」
私が歩美に尋ねると、ベッドに横になったまま歩美話始めた。
「夢を見たの…」
「夢?」
「うん・・・愛日が私を助けてくれたの・・・」
「私が・・・歩美を?」
「私はここに居ていいんだって言ってくれた」
私の脳裏に昨夜の夢が浮かび上がった。
「その夢・・・もしかして歩美の家の玄関で・・・?歩美の両親が喧嘩してた夢?」
私がそう尋ねると歩美は一瞬驚いた顔をした。だけどすぐに落ち着きを取り戻し話を続けた。まるで状況が把握出来ていないのは私だけかの様だった。
「愛日が悲しんでる私を励ましてくれたんだよ。だから私もっと生きたいって思うことが出来たの。そしたら愛日の手の温もりが伝わってきて目覚めることが出来の愛日ありがとう」
そう言って私に微笑んだ。
少し理解も出来ないまま
「・・・でも良かった。歩美が目を覚ましてくれて・・・私本当に心配したんだよ?せっかく歩美と仲良くなれて、これから人生いいことありそうって思ってたんだから・・・もう絶対しないでね!約束だからね・・・。」
感情が溢れ出てきて、私の視界は涙で滲んだ。だけど必死に涙を堪えて歩美に伝えた。
「・・・ごめんなさい・・・もうしない約束する。」
ひどく落ち込んだ様に歩美はそう言った。だけどそれでいいんだ、沢山反省してもらわなきゃ歩美の生きている価値が無いのと一緒だ、そう思ったから。
それから小さな声で歩美に問い掛けた。
「だけどあの睡眠薬は空だったんだよね?私、歩美が全部飲み込んだんだのかと思った・・・」
歩美は暗い顔をしたままこう言った。
「飲み込もうと思ったよ。覚悟を決めて、全部口に含んで、後悔なんて1つも無かったはずなのに・・・喉が言うことを聞いてくれなかった・・・。なんでだろうね・・・もういいんだって思ってたのに・・・恐いなんて思って無かったはずなのに・・・舌が勝手に喉を塞ぐんだ・・・そのまま口を開いたまま、空を眺めたまま・・・時が止まってる見たいだった。初めて感じた感情が心の中に広まって、ただ涙が流れてた。後はあんまり覚えて無いな・・・そのうち意識が遠のいていったから・・・だけどもうODなんて絶対しないよ・・・心配掛けてごめんね・・・私、初めて気付いた。生きることは辛くって当たり前なんだ・・・命を絶つことは逃げることとは違うって心の何処かで思ってたのかもしれない。だけど逃げてるだけなんだよね。どんな辛くても生きなきゃ駄目なんだよね。諦めちゃ駄目なんだよね・・・。」
歩美はそのまま静かに涙を流した。
「本当にごめんなさい」
歩美は乱れた声で誰かに謝った。多分、半分は私にそれから半分を自分に・・・一番大切しなきゃいけないものだから・・・きっとそれに気付いたんだと思う・・・。
「空気換えよう!」
そう言って私は窓を開けた。スーっと気持ちの良い風が二人の間を通った。私は窓の外を眺めたまま歩美に言った。
「歩美は私の掛替えの無い友達だからね!何かあったら言ってくれなきゃ私が居る意味ないんだからね。」
「愛日の友達?」
歩美が不安そうに私に尋ねた。私は笑顔で首を縦に振って言った。
「そうだよ。友達だよ!」
それを聞いた歩美の表情は少し明るくなった。
‘ガラガラ‘
突然病室の扉が開いた。そこには歩美のお母さんが居た。真剣な顔をした歩美のお母さんは怒っているのか心配しているのか?私には分らなくて、また歩美が引っ叩かれたらどうしよう、そんな事を考えて一人焦っていた。だけどそんなこと余計な心配だった。
歩美のお母さんは歩美を見るなり涙を浮かべ、歩美に駆け寄って抱き締めた。私はホッとすると2人の邪魔をしない様、そっと病室を後にした。
《ねぇ歩美、両親の居ない私が、あの頃必死で探していた愛の形ってきっとで難し過ぎる恋愛では無くて単純に心から相手を思うことの出来る友情だったんだ。私は簡単に手に入るものに騙され、本当の愛を知る事が出来なく無っていた。だから歩美が私に救われたのなら私だって歩美に救われた。私だって同じだったんだよ・・・。》
最後のありがとう〜第九話〜
《私達の時代では‘他界した人の魂は星になる、そしてその魂が新しく生まれ変わる時、流れ星が地上に向けて流れやがて消える‘そう言われていた。
もし、人の魂が本当に生まれ変わると言うのなら、自ら命を殺めた人の魂はどうなるのだろうか?生まれ変わって幸せが待っているのだろうか?私にはそうは思えない・・・同じ辛さを味わって、また命を殺めたいと思ってしまうのではないだろうか?神様が本当に存在するのなら、幸せとは辛さに負けず頑張って生き抜いた人へのご褒美であって、自ら命を殺めた人を幸せにする事とは少し違うのではないだろうか?だとしたら・・・歩美・・・それこそ永遠に続く生き地獄なんじゃないかな・・・。》
静まり返った病室には‘ザーザー‘と雨音だけが響いていた。
時刻はすでに午後3時、あの後私は先生と一緒に救急車に乗り込み病院へ向かった。
歩美は未だ意識がない。
「入江先生・・・歩美大丈夫なんですよね?」
私は小さな声で保健室の先生(入江先生)に確認を取った。
「ええ、病院の先生が大丈夫って言うのだから大丈夫よ・・・。」
あの時私は、空き瓶を見て歩美が全て飲み込んだとばかり思っていたが、実際は違っていたらしい。
病院の先生は‘歩美さんの摂取した薬の量はごく少量で、普通の人より少し多く飲んだくらいでしょう‘そう言った。
「それにしても、どうして進上さんはこんなこと・・・高坂さん?何か知らない?」
入江先生が私に問い掛けた。
「それは・・・」
全てを話していいのだろうか?私は躊躇してしまい、結局何も答える事は出来なかった。
言いかけた言葉が繋げなくて、少し気まずい沈黙が2人を包んだ。私と先生はただスヤスヤと眠る歩美を悲しい瞳で眺めていた。
「そろそろご両親が到着する頃だと思うからロビーを見てくるわ」
入江先生はそう言い残すと病室を後にした。歩美のご両親は共に多忙で、なかなか病院へ向かえずにいた。お母さんはキャリアカウンセラー、お父さんは教授をしているらしい。
二人きりの病室で、私は歩美の手を握り締めた。
(歩美・・・辛かったんだね。ごめんね・・・もっと前に私が歩美の気持ちに気付く事が出来ていたら・・・。)
そう思うとただ悔しくて胸が張り裂けそうになった。
瞬間、握った手から微かな反応を感じた私は歩美の顔を眺めた。
「愛日・・・」
「歩美」
私は驚いて立ち上がった。
「い、今・・・先生呼んでくるから」
私は慌てて扉に向かうと
「待って」
まだおぼつかない声で歩美が私を呼び止めた。
私はそれを聞いて、歩美の隣まで戻った。
「どうしたの?」
私が歩美に尋ねると、ベッドに横になったまま歩美話始めた。
「夢を見たの…」
「夢?」
「うん・・・愛日が私を助けてくれたの・・・」
「私が・・・歩美を?」
「私はここに居ていいんだって言ってくれた」
私の脳裏に昨夜の夢が浮かび上がった。
「その夢・・・もしかして歩美の家の玄関で・・・?歩美の両親が喧嘩してた夢?」
私がそう尋ねると歩美は一瞬驚いた顔をした。だけどすぐに落ち着きを取り戻し話を続けた。まるで状況が把握出来ていないのは私だけかの様だった。
「愛日が悲しんでる私を励ましてくれたんだよ。だから私もっと生きたいって思うことが出来たの。そしたら愛日の手の温もりが伝わってきて目覚めることが出来の愛日ありがとう」
そう言って私に微笑んだ。
少し理解も出来ないまま
「・・・でも良かった。歩美が目を覚ましてくれて・・・私本当に心配したんだよ?せっかく歩美と仲良くなれて、これから人生いいことありそうって思ってたんだから・・・もう絶対しないでね!約束だからね・・・。」
感情が溢れ出てきて、私の視界は涙で滲んだ。だけど必死に涙を堪えて歩美に伝えた。
「・・・ごめんなさい・・・もうしない約束する。」
ひどく落ち込んだ様に歩美はそう言った。だけどそれでいいんだ、沢山反省してもらわなきゃ歩美の生きている価値が無いのと一緒だ、そう思ったから。
それから小さな声で歩美に問い掛けた。
「だけどあの睡眠薬は空だったんだよね?私、歩美が全部飲み込んだんだのかと思った・・・」
歩美は暗い顔をしたままこう言った。
「飲み込もうと思ったよ。覚悟を決めて、全部口に含んで、後悔なんて1つも無かったはずなのに・・・喉が言うことを聞いてくれなかった・・・。なんでだろうね・・・もういいんだって思ってたのに・・・恐いなんて思って無かったはずなのに・・・舌が勝手に喉を塞ぐんだ・・・そのまま口を開いたまま、空を眺めたまま・・・時が止まってる見たいだった。初めて感じた感情が心の中に広まって、ただ涙が流れてた。後はあんまり覚えて無いな・・・そのうち意識が遠のいていったから・・・だけどもうODなんて絶対しないよ・・・心配掛けてごめんね・・・私、初めて気付いた。生きることは辛くって当たり前なんだ・・・命を絶つことは逃げることとは違うって心の何処かで思ってたのかもしれない。だけど逃げてるだけなんだよね。どんな辛くても生きなきゃ駄目なんだよね。諦めちゃ駄目なんだよね・・・。」
歩美はそのまま静かに涙を流した。
「本当にごめんなさい」
歩美は乱れた声で誰かに謝った。多分、半分は私にそれから半分を自分に・・・一番大切しなきゃいけないものだから・・・きっとそれに気付いたんだと思う・・・。
「空気換えよう!」
そう言って私は窓を開けた。スーっと気持ちの良い風が二人の間を通った。私は窓の外を眺めたまま歩美に言った。
「歩美は私の掛替えの無い友達だからね!何かあったら言ってくれなきゃ私が居る意味ないんだからね。」
「愛日の友達?」
歩美が不安そうに私に尋ねた。私は笑顔で首を縦に振って言った。
「そうだよ。友達だよ!」
それを聞いた歩美の表情は少し明るくなった。
‘ガラガラ‘
突然病室の扉が開いた。そこには歩美のお母さんが居た。真剣な顔をした歩美のお母さんは怒っているのか心配しているのか?私には分らなくて、また歩美が引っ叩かれたらどうしよう、そんな事を考えて一人焦っていた。だけどそんなこと余計な心配だった。
歩美のお母さんは歩美を見るなり涙を浮かべ、歩美に駆け寄って抱き締めた。私はホッとすると2人の邪魔をしない様、そっと病室を後にした。
《ねぇ歩美、両親の居ない私が、あの頃必死で探していた愛の形ってきっとで難し過ぎる恋愛では無くて単純に心から相手を思うことの出来る友情だったんだ。私は簡単に手に入るものに騙され、本当の愛を知る事が出来なく無っていた。だから歩美が私に救われたのなら私だって歩美に救われた。私だって同じだったんだよ・・・。》
08/16/2008(Sat)
最後のありがとう〜第八話〜
かなり久々に更新です(汗
日本語って難しい・・・(涙
最後のありがとう〜第八話〜
走り出すと足が勝手に歩美の家を知っていた。
昨日の夢通り、猫を追いかけて歩いた道をただ走った。
歩美の家に着くと、私は少し震える指でベルを鳴らした。
ベルの向こう側から女の人の声が聞こえてくる
「はい、どちら様でしょうか?」
それは歩美のお母さんだった。私は一つ息を飲んでから言った。
「あの、歩美さんいらっしゃいますか?私、高校の友達で愛日と言うんですが・・・」
「お友達?ちょっと待ってね?」
そう言うとベルの音声が切れた。
しばらくしてから玄関の扉がゆっくりと開いた。
現れたのは歩美、ではなく歩美のお母さんだった。
歩美のお母さんは息を切せた私を見ると、不思議そうに言った。
「そんなに慌ててどうしたの?歩美ならもう学校へ行ったわよ?」
「えっ?もう学校に?」
「ええ、学校で予習するからって・・・何かあったの?」
心配そうに私を見る、その顔を見てハッとした。
たかが嫌な夢を見ただけで何をしているんだろう?そう思った。
「えっと、私・・・試験勉強でどうしても分らない問題があったから・・・勉強も教えて欲しかったし、一緒に学校に行こうかと思って歩美を迎えに来たんです。でももう通学しちゃったんですね。学校に行って教えてもらいます。朝からご迷惑をお掛けしました。」
私はそう言って頭を下げた。胸騒ぎがしただなんてとても言えなかったから。
私が学校に向かって歩き始めると
「愛日さん?」
歩美のお母さんに呼び止められた。
「はい?」
そう言って振り向くと、少し言いずらそうに私の目を見ずに歩美のお母さんが話始めた。
「実は昨日、ちょっと揉め事があったの・・・大したこではなかったんだけど・・・歩美、落ち込んでいるみたいだったから・・・気になってはいたんだけど・・・今朝も会話する暇が無くて、歩美のこと宜しくお願いしたいの」
と申し訳なさそうに言った。
だけど私には、歩美のお母さんの気持ちがとても伝わってきて、やっぱり歩美が大切で大切で仕方ないんだな。そう思ったら少し羨ましく思えたくらいだった。
(やっぱりあの夢は正夢だったのかな・・・?)
「分りました。」
私が笑顔でそう言うと、歩美のお母さんの表情は今まで感じていた不安が少し和らいだみたいにホッとした顔に変わった。
それから私は、余計なこととは思いつつこう言った。
「余計な事かもしれないけれど、もしかして揉め事って…喧嘩ですか?」
歩美のお母さんは一瞬ドキっとした顔をさせた。
(あ・・やっぱり言うべきじゃなかったかな・・・)
私はそう思って、歩美のお母さんが不愉快な思いをしないよう笑顔で話始めた。
「あ・・昔、私の両親もたまにそうゆう事あったから・・・でも意見が合わない時くらいありますよね。ずっと一緒に居るんですもんね。だけど私はそうゆう時悲しかったな、もっと仲良くして欲しいって心で思ってました。それが私のことで喧嘩になった時なんかは・・・私必要ないんじゃないかな?なんて余計な心配しちゃったりして・・・」
そこまで話すと私は一度様子を伺うかのように歩美のお母さんの顔を見た。
少し俯き、暗い表情をさせた歩美のお母さんの顔を見て私は焦って言った。
「でも次の日お母さんが手作りのお菓子を作ってくれて、昨日はゴメンネって言って食べさせてくれたんです。今でも凄く覚えてる。だから嬉しかったんです。それに安心できました。喧嘩は嫌いだけど、私は必要ない訳じゃないんだって思えたから・・・案外簡単な事かもしれませんよね。ただ思う気持ちがあれば、きっとそれだけで大切な事が伝わるんだと思います。」
そう言って私はまた歩美のお母さんの顔を見た。
歩美のお母さんはキョトンとした顔で私を見ていた。
(・・・余計な事、言い過ぎた?)
私はそう思って
「あ・・・余計な話しちゃった。早く学校行って歩美に勉強教えてもらわなきゃ・・・スミマセン失礼します。」
そう言い残すと逃げるように走り出した。これじゃあまるで私が一番嫌っている、他人の中にずけずけと踏み込んでくる人と一緒だ・・・そう思ったら凄く自分が嫌になった。
「愛日さん」
逃げるように走り出した私を歩美のお母さんは少し大きな声で呼び止めた。
ドキッ
私がゆっくり振り向くと
「ありがとう、これからも歩美と仲良くしてあげてちょうだい。」
そう言う歩美のお母さんは、凄く優しい顔をしていてその表情からはとても暴力的な母の姿は想像できなかった。
私は訳も分らず
「はい」
そう言って歩美のお母さんに一礼すると再び学校に向かって歩き始めた。
(言い過ぎたと思ったけど・・・ありがとうって言われた・・・)
何かが伝わった気がした私は戸惑い半分、だけど言って良かった。そう思った。
それから少し考えながら歩いていた。
(もしかしたら私が嫌いな人って・・・私に何かを伝えたかったのかな・・・?さっきの私みたいな気持ちだったのかな・・・?私は一人で怒りを感じていたけれど、本当に恥じるべきなのは、何にも気付けなかった私だったのかもしれない・・・。)
そう思ったら自分が凄く情けない人間に思えた。
今まで人とあまり接っせずに生きてきた私、それが歩美という友達一人を通して考えを改めさせられた。他人と付き合うことって大切な事なんだって、今更気付かされたような気がした。
そうこうしていると学校に到着した。
私は少しものふけりながら教室へ向う
‘ガラガラ‘教室の扉を開くと、そこに歩美の姿は無かった。
「あれ?」
私は歩美の机の前に立った。机の上には教科書と何故か白紙のまま置かれたノートがあった。ノートの上をよく見るとまるで涙を零したかの様に濡れていて、また少し胸騒ぎがしてきた。私は慌てて教室を出ると辺りを一度見回してから屋上へ向かった。何故だか分らないが、きっと屋上だと思った。
急ぎ足で階段を上り、屋上の扉を開いた。
するとその先に歩美が倒れていた。
「歩美?」
私は歩美に駆け寄って声をかけたが、ピクリとも反応しない歩美。
「歩美?」
何度声をかけても歩美は反応してくれない。
‘カラン‘
不意に歩美の手から何かが落ちた。
私が歩美の手の方へ目を向けると、そこには睡眠薬と書かれた空き瓶があった。
私は一瞬凍りついた。
「歩美、歩美」
何度も何度も声をかけるが、反応がないままの歩美。
私は急いで走り出し、保健室へ向かった。
(どうして?違うのに・・・歩美のお母さんは本当は歩美のことを一番に・・・一番に思っているのに
どうしてこうなるの・・・)
私はただ、心の中で神様に願った。
こんなのって無いって、本当の事をちゃんと伝えなきゃ神様どうかお願いだから歩美を助けてって・・・。
日本語って難しい・・・(涙
最後のありがとう〜第八話〜
走り出すと足が勝手に歩美の家を知っていた。
昨日の夢通り、猫を追いかけて歩いた道をただ走った。
歩美の家に着くと、私は少し震える指でベルを鳴らした。
ベルの向こう側から女の人の声が聞こえてくる
「はい、どちら様でしょうか?」
それは歩美のお母さんだった。私は一つ息を飲んでから言った。
「あの、歩美さんいらっしゃいますか?私、高校の友達で愛日と言うんですが・・・」
「お友達?ちょっと待ってね?」
そう言うとベルの音声が切れた。
しばらくしてから玄関の扉がゆっくりと開いた。
現れたのは歩美、ではなく歩美のお母さんだった。
歩美のお母さんは息を切せた私を見ると、不思議そうに言った。
「そんなに慌ててどうしたの?歩美ならもう学校へ行ったわよ?」
「えっ?もう学校に?」
「ええ、学校で予習するからって・・・何かあったの?」
心配そうに私を見る、その顔を見てハッとした。
たかが嫌な夢を見ただけで何をしているんだろう?そう思った。
「えっと、私・・・試験勉強でどうしても分らない問題があったから・・・勉強も教えて欲しかったし、一緒に学校に行こうかと思って歩美を迎えに来たんです。でももう通学しちゃったんですね。学校に行って教えてもらいます。朝からご迷惑をお掛けしました。」
私はそう言って頭を下げた。胸騒ぎがしただなんてとても言えなかったから。
私が学校に向かって歩き始めると
「愛日さん?」
歩美のお母さんに呼び止められた。
「はい?」
そう言って振り向くと、少し言いずらそうに私の目を見ずに歩美のお母さんが話始めた。
「実は昨日、ちょっと揉め事があったの・・・大したこではなかったんだけど・・・歩美、落ち込んでいるみたいだったから・・・気になってはいたんだけど・・・今朝も会話する暇が無くて、歩美のこと宜しくお願いしたいの」
と申し訳なさそうに言った。
だけど私には、歩美のお母さんの気持ちがとても伝わってきて、やっぱり歩美が大切で大切で仕方ないんだな。そう思ったら少し羨ましく思えたくらいだった。
(やっぱりあの夢は正夢だったのかな・・・?)
「分りました。」
私が笑顔でそう言うと、歩美のお母さんの表情は今まで感じていた不安が少し和らいだみたいにホッとした顔に変わった。
それから私は、余計なこととは思いつつこう言った。
「余計な事かもしれないけれど、もしかして揉め事って…喧嘩ですか?」
歩美のお母さんは一瞬ドキっとした顔をさせた。
(あ・・やっぱり言うべきじゃなかったかな・・・)
私はそう思って、歩美のお母さんが不愉快な思いをしないよう笑顔で話始めた。
「あ・・昔、私の両親もたまにそうゆう事あったから・・・でも意見が合わない時くらいありますよね。ずっと一緒に居るんですもんね。だけど私はそうゆう時悲しかったな、もっと仲良くして欲しいって心で思ってました。それが私のことで喧嘩になった時なんかは・・・私必要ないんじゃないかな?なんて余計な心配しちゃったりして・・・」
そこまで話すと私は一度様子を伺うかのように歩美のお母さんの顔を見た。
少し俯き、暗い表情をさせた歩美のお母さんの顔を見て私は焦って言った。
「でも次の日お母さんが手作りのお菓子を作ってくれて、昨日はゴメンネって言って食べさせてくれたんです。今でも凄く覚えてる。だから嬉しかったんです。それに安心できました。喧嘩は嫌いだけど、私は必要ない訳じゃないんだって思えたから・・・案外簡単な事かもしれませんよね。ただ思う気持ちがあれば、きっとそれだけで大切な事が伝わるんだと思います。」
そう言って私はまた歩美のお母さんの顔を見た。
歩美のお母さんはキョトンとした顔で私を見ていた。
(・・・余計な事、言い過ぎた?)
私はそう思って
「あ・・・余計な話しちゃった。早く学校行って歩美に勉強教えてもらわなきゃ・・・スミマセン失礼します。」
そう言い残すと逃げるように走り出した。これじゃあまるで私が一番嫌っている、他人の中にずけずけと踏み込んでくる人と一緒だ・・・そう思ったら凄く自分が嫌になった。
「愛日さん」
逃げるように走り出した私を歩美のお母さんは少し大きな声で呼び止めた。
ドキッ
私がゆっくり振り向くと
「ありがとう、これからも歩美と仲良くしてあげてちょうだい。」
そう言う歩美のお母さんは、凄く優しい顔をしていてその表情からはとても暴力的な母の姿は想像できなかった。
私は訳も分らず
「はい」
そう言って歩美のお母さんに一礼すると再び学校に向かって歩き始めた。
(言い過ぎたと思ったけど・・・ありがとうって言われた・・・)
何かが伝わった気がした私は戸惑い半分、だけど言って良かった。そう思った。
それから少し考えながら歩いていた。
(もしかしたら私が嫌いな人って・・・私に何かを伝えたかったのかな・・・?さっきの私みたいな気持ちだったのかな・・・?私は一人で怒りを感じていたけれど、本当に恥じるべきなのは、何にも気付けなかった私だったのかもしれない・・・。)
そう思ったら自分が凄く情けない人間に思えた。
今まで人とあまり接っせずに生きてきた私、それが歩美という友達一人を通して考えを改めさせられた。他人と付き合うことって大切な事なんだって、今更気付かされたような気がした。
そうこうしていると学校に到着した。
私は少しものふけりながら教室へ向う
‘ガラガラ‘教室の扉を開くと、そこに歩美の姿は無かった。
「あれ?」
私は歩美の机の前に立った。机の上には教科書と何故か白紙のまま置かれたノートがあった。ノートの上をよく見るとまるで涙を零したかの様に濡れていて、また少し胸騒ぎがしてきた。私は慌てて教室を出ると辺りを一度見回してから屋上へ向かった。何故だか分らないが、きっと屋上だと思った。
急ぎ足で階段を上り、屋上の扉を開いた。
するとその先に歩美が倒れていた。
「歩美?」
私は歩美に駆け寄って声をかけたが、ピクリとも反応しない歩美。
「歩美?」
何度声をかけても歩美は反応してくれない。
‘カラン‘
不意に歩美の手から何かが落ちた。
私が歩美の手の方へ目を向けると、そこには睡眠薬と書かれた空き瓶があった。
私は一瞬凍りついた。
「歩美、歩美」
何度も何度も声をかけるが、反応がないままの歩美。
私は急いで走り出し、保健室へ向かった。
(どうして?違うのに・・・歩美のお母さんは本当は歩美のことを一番に・・・一番に思っているのに
どうしてこうなるの・・・)
私はただ、心の中で神様に願った。
こんなのって無いって、本当の事をちゃんと伝えなきゃ神様どうかお願いだから歩美を助けてって・・・。
08/12/2008(Tue)
痛み
届かない
心に秘めた本心を
隠して
一人 苦しんで
映らない
交わした笑顔
その先に
一つ 言葉も交わせない
ごめんなさい
だけど本当はありがとう
ただ伝えたくて
ただ伝えたくて・・・
心に秘めた本心を
隠して
一人 苦しんで
映らない
交わした笑顔
その先に
一つ 言葉も交わせない
ごめんなさい
だけど本当はありがとう
ただ伝えたくて
ただ伝えたくて・・・
08/11/2008(Mon)
功偽拙誠
深い深い霧の中
真っ白で
その目には
何も映らなかったけれど
長い長い時の向日
遠すぎて
この手では
君に届かなかったけれど
暗い暗い海の中でも
私は一人
祈り続けるから
映らない瞳より
確かに
届かない声より
響かせ
伝わらない温もりより
暖かく
何処までも
限りない
君への想いを
何時までも
嘘のない
心の底で・・・
真っ白で
その目には
何も映らなかったけれど
長い長い時の向日
遠すぎて
この手では
君に届かなかったけれど
暗い暗い海の中でも
私は一人
祈り続けるから
映らない瞳より
確かに
届かない声より
響かせ
伝わらない温もりより
暖かく
何処までも
限りない
君への想いを
何時までも
嘘のない
心の底で・・・
08/04/2008(Mon)
絆
偶然を装って
不意に訪れたこの奇跡
傷ついた君へ
ささやかな贈り物
静止していたこの時が
ゆっくりと動き始めれば
徐々に深まる愛情に
冷えた心が包まれた
繋いだ絆
崩れぬよう
強く
優しく
育もう
不意に訪れたこの奇跡
傷ついた君へ
ささやかな贈り物
静止していたこの時が
ゆっくりと動き始めれば
徐々に深まる愛情に
冷えた心が包まれた
繋いだ絆
崩れぬよう
強く
優しく
育もう
07/24/2008(Thu)
世界一大好きな人へ
どんなに涙流しても
君が居るから淋しくなかった
いつも側で笑ってくれた
どんな時でも味方だった
ありがとうって呟いた
たった一言だけなのに
それすら
今じゃ
伝える事さえ
出来ないんだね…
君が居るから淋しくなかった
いつも側で笑ってくれた
どんな時でも味方だった
ありがとうって呟いた
たった一言だけなのに
それすら
今じゃ
伝える事さえ
出来ないんだね…
07/17/2008(Thu)
雑談します
最近すご見たい映画あがります「蛇にピアス」です
みたぁぁぁ〜い
公式HP→蛇にピアス
まぁ・・・
私が映画館に行くことは無いけれど・・・
はぁ・・・行きたいけど・・・(笑
本買って読んでみよう・・・(解決)
でもやっぱり本読むのって苦手だな・・・楽しいんだけど時間かかり過ぎる・・・(汗
一週間とかかかるし・・・姉が言ってた、お店で立ち読みで読み終わるって・・・どんだけ読むの早いんだろう・・・だって分厚くて字も小さい本とか2時間くらいで読み終わるんだって!凄くない?
小学生の頃から小説読むのが好きだったんだって!すご〜・・・ってかどんな小学生・・・(汗
でもいいなぁ知的で・・・羨ましい
雑談終了
みたぁぁぁ〜い
公式HP→蛇にピアス
まぁ・・・
私が映画館に行くことは無いけれど・・・
はぁ・・・行きたいけど・・・(笑
本買って読んでみよう・・・(解決)
でもやっぱり本読むのって苦手だな・・・楽しいんだけど時間かかり過ぎる・・・(汗
一週間とかかかるし・・・姉が言ってた、お店で立ち読みで読み終わるって・・・どんだけ読むの早いんだろう・・・だって分厚くて字も小さい本とか2時間くらいで読み終わるんだって!凄くない?
小学生の頃から小説読むのが好きだったんだって!すご〜・・・ってかどんな小学生・・・(汗
でもいいなぁ知的で・・・羨ましい
雑談終了
07/14/2008(Mon)
最後のありがとう〜第七話〜
・・・無理やり書きます・・・m(_ _)m
最後のありがとう
〜第七話〜
その日の夜、私は夢を見た。
リュ二オンが私に問い掛けてくる夢
「お姉ちゃん、帰りたい?」リュ二オンに問い掛けられても何故か返事を出来ずにいる・・・眩まいがしてきて息苦しくなる。リュ二オンがだんだん遠去かり、手を伸ばすけれど届かない。
何かを叫んでいる私、でもどうしても声が出なくて悲しくて苦しい夢・・・。
そこでふと目が覚めた。
「変な夢みちゃった・・・」
額からは汗が滲み出ていた。
私は立ち上がりキッチンへ向かった。コップに水を入れて窓際まで歩いた。
一口水を口にしてから外を眺めると、外にはリュニオンが立っていた。
私は驚いて慌てて外に出た。
だけどそこには誰も居なかった。
辺りを見渡しても誰もいない。
(あれ?気のせい?)
私が玄関に戻ろうとすると
「ニャー」
猫の鳴き声に呼び止められた。その猫に近寄って手を伸ばすと、猫は私の手をスッとくぐり抜けた。
(行っちゃった・・・)
再び玄関に戻ろうとすると、「ニャー」少し離れた場所からさっきの猫が鳴いた。
私は立ち止まり猫を見る。
(私を呼んでる?まさかそんな訳ないよね・・・?)
そう思いつつも不思議と私は猫の後をつけて歩き始めた。
その猫はたまに立ち止まり振り返って私を見ては「ニャー」と鳴く、そんな事を繰り返しながら私がしばらく歩き続けると、いつの間にか一軒の家の前に辿り着いた。
「ミーコ?」
玄関の前でそう言ったのは歩美だった。
「歩美?」
「愛日?なんでこんな所に?」
私は驚きながら事情を説明した。
「そうだったんだ、この猫はうちの猫だよミーコって言うんだ」
そう言って歩美はミーコをなではじめた。
「もう夜遅いのにずっと外に居たの?」
私が歩美に尋ねると歩美は少し俯いた。歩美の顔をよく見ると頬が赤く腫れている様に見えた。
「歩美・・・?その頬どうしたの?まさかお母さんに?」
歩美は小さく頷いた。それから
「テストが出来なかったことを話したの、途中で諦めたって言ったらお母さん凄く怒っちゃって・・・」
「それで叩かれたの?ひどい・・・」
私がそう言うと歩美が言った。
「でもそんなことは別にいいの、それより・・・お母さんとお父さんがそれを理由に喧嘩しちゃって・・・家も荒れるくらいの大喧嘩・・・だから私家に入れなくて・・・」
そう言うと歩美は涙を浮かべた。私が歩美の家を眺めるとカーテン越しにうっすらと蛍光灯の光が見えた。
「まだ・・・喧嘩してるの?」
私は小さな声で歩美に尋ねた。
「ちょっと前まで声が聞こえてた・・・でも今は静かだから、もう大丈夫だと思う。」
「そっか・・・。まだ家に入りずらい?」
そう聞くと歩美は小さく頷いた。
「最初は自分の部屋で勉強してたんだけど・・・二人の声が部屋にまで届いてきて・・・凄く悲しかった。ベットにうずくまって耳をふさいでも声が聞こえてくるの・・・そんな事を理由に喧嘩しないでって心で叫んでた・・・だけど収まる気配ないから・・・私耐えられなくて家を飛び出したの・・・」
歩美はそう言いながらボロボロと泣いていた。
私はどうすればいいのか分らなかった。ボロボロに泣く歩美の気持ちが・・・そんな経験の無い私に何を言えるだろう?そんな事をただ考えていた。
だけどいつの間にか私は歩美の両手を握っていた。すると歩美が私を見た。
「大丈夫だよ!」
根拠もない言葉が口から出た。
(何が・・・?)
きっと歩美はその先の言葉を求めている。
私は焦った(どうしよう・・・)その先の言葉が思いつかなかった。
(慰めたいだけなのに・・・)今まで友達もいなかった私はこんな時、何をどうやって慰めればいいのかさっぱり分らなくて頭の中が真っ白になっていた。
不意にリュ二オンが頭を過ぎった。
(リュ二オン・・・リュ二オンならどうやって慰めるだろう?)私は咄嗟にそう考えていた。
いつも私の気持ちをすぐに感じとり慰めてくれるリュ二オンなら・・・考えると勝手に口から言葉が出てきた。
「きっと、二人とも歩美が大好きだから喧嘩になったんだよ。」
私がそう言うと歩美がキョトンとした目で私を見た。
「だって好きじゃなかったら喧嘩にもならないと思うよ。歩美を想って話しをして、そこから食い違いが生じる事だってたまにはあるよ。」
私がそう言って歩美を見ると歩美はまだ私をキョトンとした顔で見ていた。
(どうしよう・・・)私はその顔を見てまた焦った。しばらくすると
「そうかな?」
小さく歩美が呟いた。
「え?」
私の口が勝手に開いた。
「私がもっといい子だったら・・・私が駄目な子だから喧嘩になるんだよ?私なんて居ない方がいいんだよ・・・」
自らを否定している歩美・・・。
(今までずっとそんな思いを抱えていたんだ・・・)歩美の気持ちを考えたら凄く悲しくなった。
私は歩美の肩に手を置いて話し始めていた。
「それは違うよ!歩美がいい子だからお母さんは歩美に期待してるんだよ!歩美が頑張ってくれるいい子だって分ってるから、お母さんは少し望み過ぎてしまうんだよ!お父さんだって歩美が大好きだから必死で歩美を守ろうとして、お母さんと喧嘩になったんだよ!歩美が居なかったらいいなんて・・・そんな悲しい事言っちゃ駄目だよ!歩美が居てのお母さんとお父さんなんだから!」
私は必死でそう言った。これで良かったのかなんて全然分らなかったけれど、ただ歩美に感じて欲しかった。歩美の必要性を・・・。
歩美が一度私の目を見る。私はその時きっと凄く真剣な顔をしていただろう。
歩美は俯いてまたボロボロと泣き出した。私は咄嗟に歩美の肩から手を放して、
「ゴ・・・ゴメン」
謝っていた。すると歩美が言った。
「違うの嬉しいの、今までこんなに必死になって励ましてくれる人なんて居なかったから・・・」
歩美は真っ赤に腫れた目で笑顔を作ると、
「愛日、ありがとう」
そう言った。それから
「私帰るね、お母さんとお父さんにも話してみる。もうこんな喧嘩はしないでって!」
そう言って私に手を振った。
私も歩美に手を振って帰り道を歩き始める。
「ありがとう」
そう言われたことが凄く嬉しかった(こんな私でも誰かの役に立つことが出来た)
歩美の役に立てたことで、自然と私は自分に自信を与えていた。
すると突然目の前が歪み始めた。
(え?何これ・・・?)
そう感じていると、パッっと目が覚めた・・・ベットに横になっている私。
(え?今の夢?すごくリアルな夢だったんだけど・・・?)
私は不思議に感じていた。
でも本当に夢だったようだ・・・。
時計を見るとAM7時。ベットから起き上がりキッチンへ向かう・・・水道の蛇口を捻ってコップを取ろうとすると何故かコップが無い。
(・・・あれ・・・?)
私は窓際のテーブルの上を見た。そこには飲みかけの水が入ったコップがあった。
(そうだ・・・夢でリュ二オンが外に居るような気がして・・・飛び出して・・・どうして?)
不思議だった・・・。とっ突然凄く胸騒ぎがした。(歩美・・・?)私は制服に着替えると朝食も済ませず家を飛び出した。
最後のありがとう
〜第七話〜
その日の夜、私は夢を見た。
リュ二オンが私に問い掛けてくる夢
「お姉ちゃん、帰りたい?」リュ二オンに問い掛けられても何故か返事を出来ずにいる・・・眩まいがしてきて息苦しくなる。リュ二オンがだんだん遠去かり、手を伸ばすけれど届かない。
何かを叫んでいる私、でもどうしても声が出なくて悲しくて苦しい夢・・・。
そこでふと目が覚めた。
「変な夢みちゃった・・・」
額からは汗が滲み出ていた。
私は立ち上がりキッチンへ向かった。コップに水を入れて窓際まで歩いた。
一口水を口にしてから外を眺めると、外にはリュニオンが立っていた。
私は驚いて慌てて外に出た。
だけどそこには誰も居なかった。
辺りを見渡しても誰もいない。
(あれ?気のせい?)
私が玄関に戻ろうとすると
「ニャー」
猫の鳴き声に呼び止められた。その猫に近寄って手を伸ばすと、猫は私の手をスッとくぐり抜けた。
(行っちゃった・・・)
再び玄関に戻ろうとすると、「ニャー」少し離れた場所からさっきの猫が鳴いた。
私は立ち止まり猫を見る。
(私を呼んでる?まさかそんな訳ないよね・・・?)
そう思いつつも不思議と私は猫の後をつけて歩き始めた。
その猫はたまに立ち止まり振り返って私を見ては「ニャー」と鳴く、そんな事を繰り返しながら私がしばらく歩き続けると、いつの間にか一軒の家の前に辿り着いた。
「ミーコ?」
玄関の前でそう言ったのは歩美だった。
「歩美?」
「愛日?なんでこんな所に?」
私は驚きながら事情を説明した。
「そうだったんだ、この猫はうちの猫だよミーコって言うんだ」
そう言って歩美はミーコをなではじめた。
「もう夜遅いのにずっと外に居たの?」
私が歩美に尋ねると歩美は少し俯いた。歩美の顔をよく見ると頬が赤く腫れている様に見えた。
「歩美・・・?その頬どうしたの?まさかお母さんに?」
歩美は小さく頷いた。それから
「テストが出来なかったことを話したの、途中で諦めたって言ったらお母さん凄く怒っちゃって・・・」
「それで叩かれたの?ひどい・・・」
私がそう言うと歩美が言った。
「でもそんなことは別にいいの、それより・・・お母さんとお父さんがそれを理由に喧嘩しちゃって・・・家も荒れるくらいの大喧嘩・・・だから私家に入れなくて・・・」
そう言うと歩美は涙を浮かべた。私が歩美の家を眺めるとカーテン越しにうっすらと蛍光灯の光が見えた。
「まだ・・・喧嘩してるの?」
私は小さな声で歩美に尋ねた。
「ちょっと前まで声が聞こえてた・・・でも今は静かだから、もう大丈夫だと思う。」
「そっか・・・。まだ家に入りずらい?」
そう聞くと歩美は小さく頷いた。
「最初は自分の部屋で勉強してたんだけど・・・二人の声が部屋にまで届いてきて・・・凄く悲しかった。ベットにうずくまって耳をふさいでも声が聞こえてくるの・・・そんな事を理由に喧嘩しないでって心で叫んでた・・・だけど収まる気配ないから・・・私耐えられなくて家を飛び出したの・・・」
歩美はそう言いながらボロボロと泣いていた。
私はどうすればいいのか分らなかった。ボロボロに泣く歩美の気持ちが・・・そんな経験の無い私に何を言えるだろう?そんな事をただ考えていた。
だけどいつの間にか私は歩美の両手を握っていた。すると歩美が私を見た。
「大丈夫だよ!」
根拠もない言葉が口から出た。
(何が・・・?)
きっと歩美はその先の言葉を求めている。
私は焦った(どうしよう・・・)その先の言葉が思いつかなかった。
(慰めたいだけなのに・・・)今まで友達もいなかった私はこんな時、何をどうやって慰めればいいのかさっぱり分らなくて頭の中が真っ白になっていた。
不意にリュ二オンが頭を過ぎった。
(リュ二オン・・・リュ二オンならどうやって慰めるだろう?)私は咄嗟にそう考えていた。
いつも私の気持ちをすぐに感じとり慰めてくれるリュ二オンなら・・・考えると勝手に口から言葉が出てきた。
「きっと、二人とも歩美が大好きだから喧嘩になったんだよ。」
私がそう言うと歩美がキョトンとした目で私を見た。
「だって好きじゃなかったら喧嘩にもならないと思うよ。歩美を想って話しをして、そこから食い違いが生じる事だってたまにはあるよ。」
私がそう言って歩美を見ると歩美はまだ私をキョトンとした顔で見ていた。
(どうしよう・・・)私はその顔を見てまた焦った。しばらくすると
「そうかな?」
小さく歩美が呟いた。
「え?」
私の口が勝手に開いた。
「私がもっといい子だったら・・・私が駄目な子だから喧嘩になるんだよ?私なんて居ない方がいいんだよ・・・」
自らを否定している歩美・・・。
(今までずっとそんな思いを抱えていたんだ・・・)歩美の気持ちを考えたら凄く悲しくなった。
私は歩美の肩に手を置いて話し始めていた。
「それは違うよ!歩美がいい子だからお母さんは歩美に期待してるんだよ!歩美が頑張ってくれるいい子だって分ってるから、お母さんは少し望み過ぎてしまうんだよ!お父さんだって歩美が大好きだから必死で歩美を守ろうとして、お母さんと喧嘩になったんだよ!歩美が居なかったらいいなんて・・・そんな悲しい事言っちゃ駄目だよ!歩美が居てのお母さんとお父さんなんだから!」
私は必死でそう言った。これで良かったのかなんて全然分らなかったけれど、ただ歩美に感じて欲しかった。歩美の必要性を・・・。
歩美が一度私の目を見る。私はその時きっと凄く真剣な顔をしていただろう。
歩美は俯いてまたボロボロと泣き出した。私は咄嗟に歩美の肩から手を放して、
「ゴ・・・ゴメン」
謝っていた。すると歩美が言った。
「違うの嬉しいの、今までこんなに必死になって励ましてくれる人なんて居なかったから・・・」
歩美は真っ赤に腫れた目で笑顔を作ると、
「愛日、ありがとう」
そう言った。それから
「私帰るね、お母さんとお父さんにも話してみる。もうこんな喧嘩はしないでって!」
そう言って私に手を振った。
私も歩美に手を振って帰り道を歩き始める。
「ありがとう」
そう言われたことが凄く嬉しかった(こんな私でも誰かの役に立つことが出来た)
歩美の役に立てたことで、自然と私は自分に自信を与えていた。
すると突然目の前が歪み始めた。
(え?何これ・・・?)
そう感じていると、パッっと目が覚めた・・・ベットに横になっている私。
(え?今の夢?すごくリアルな夢だったんだけど・・・?)
私は不思議に感じていた。
でも本当に夢だったようだ・・・。
時計を見るとAM7時。ベットから起き上がりキッチンへ向かう・・・水道の蛇口を捻ってコップを取ろうとすると何故かコップが無い。
(・・・あれ・・・?)
私は窓際のテーブルの上を見た。そこには飲みかけの水が入ったコップがあった。
(そうだ・・・夢でリュ二オンが外に居るような気がして・・・飛び出して・・・どうして?)
不思議だった・・・。とっ突然凄く胸騒ぎがした。(歩美・・・?)私は制服に着替えると朝食も済ませず家を飛び出した。
07/11/2008(Fri)
彼へ
だけど私がここにいること
1つでいいから気付いてほしい
本当の私を見てほしい
だけど私がここにいること
1体しかないこの体で
出来ることを探していたこと
だからって君が全てじゃないんだよ
一生懸命になれる訳じゃないんだよ
それでも側にいたいって
そう思ったのは
1度でいいから繋ぎたかった
通ってるって思いたかった
そんな気持ちがあったから・・・
そうだったのかな?
*恋愛って難しいですね・・・
1つでいいから気付いてほしい
本当の私を見てほしい
だけど私がここにいること
1体しかないこの体で
出来ることを探していたこと
だからって君が全てじゃないんだよ
一生懸命になれる訳じゃないんだよ
それでも側にいたいって
そう思ったのは
1度でいいから繋ぎたかった
通ってるって思いたかった
そんな気持ちがあったから・・・
そうだったのかな?
*恋愛って難しいですね・・・
07/02/2008(Wed)
最後のありがとう第6話
駄目だ・・・今回はぐだぐだです・・・直した・・・広行との会話、でもうまく直せなかった・・・会話って難しい・・・(汗
最後のありがとう
〜第六話〜
私達がしばらく歩き続けると見えてきたのは商店街だった。この田舎町の中では一番開けた通りだ。
ここにも沢山の思い出がある。
(変わってない)
どのお店を見ても未希と歩いた頃の思い出が頭を過ぎる。
「お姉ちゃん、暗い顔しないでね」
リュ二オンが一言笑顔で言った。いつの間にか少し暗い表情になっていた私に気が付いたのだろう。
(そうだ・・・いい思い出が沢山ある場所だった。)
私が自分にそう言い聞かせ笑顔を作ると、その顔を見たリュ二オンが私にニコっと微笑んだ。
リュ二オンが私の手を引きながら歩き始める。商店街は人で溢れている、そこには見慣れた顔の人も何人かいて居酒屋に来ていたお客さんや近所の叔母ちゃんもいた。だから余計に私はこの場所を避けていたのだろう。
しばらく歩き続けると一人の叔母ちゃんが私に話し掛けて来た。
「愛日ちゃん?」
それは実家の隣に住んでいる叔母ちゃんだった。
「愛日ちゃんよね〜?久しぶりに見たら綺麗になっちゃって」
笑顔で話しかける叔母ちゃん。
「ご無沙汰してます」
私は叔母ちゃんに一礼した。
「実家には帰ってるの?叔父さんも叔母さんも心配してるわよ?たまには顔見せてあげた方がいいわよ」
私は少し気分を害した。
「居酒屋だって繁盛してるんだから愛日ちゃんみたいに若い子が手伝ってあげなきゃ駄目よ。そんなんじゃお母さんだって天国で悲しむじゃない」
ズカズカと私のことに首を突っ込んで話す叔母ちゃんに凄く苛立ちを感じた、だけど私は頭を下げて言った。
「はい・・・スミマセン」
一瞬(言い過ぎた)と感じたかのように一時間を置いてから叔母ちゃんが話始める。
「いいのよ謝らなくて、ただ叔母ちゃんもお隣なんだし少し心配だったの何かあったら相談乗るからいつでもいらっしゃい、それじゃあね」
そう言うと叔母ちゃんは早々と何処かへ行ってしまった。
私がどうして実家に居ないのかも、どうして居酒屋を手伝わないのかも何も分ってないくせに・・・私の中に言い表せない苛立ちを感じた。
「心配してるんだよ」
私をなだめるかのよにうリュ二オンが優しい顔でそう言った。
一瞬リュ二オンが居ることも忘れいた私は、その優しい表情を見て我に返った。
「そうだよね・・・」
苦笑いして私がそう言うとリュ二オンが
「うん」
と言って微笑んだ。
そんな優しいリュ二オンに私はいつの間にか本音を話していた。
「だけど・・・正直放って置いて欲しいよ・・・まだ心の整理が着いてないのに・・・ああ言う人が居るから私は居酒屋を手伝えないんだよ・・・」
私が少し俯いてそう言うとリュ二オンは
「そうだね」
っと一言言った。
たった一言、だけどその一言は私の心の奥に響いて、私は凄く落ち着いた。リュ二オンが同意してくれたこと、それが凄く嬉しかった。今までなら言いたいこともただ心の中で叫んでいるだけだったから、何時もそうやって理不尽な気持ちを抱えて生きてきたから。
そしてまたしばらく歩いていると嫌な視線を感じた。
私はゆっくり振り向くとそこには・・・あいつが居た。
「愛日?愛日じゃん」
そう言って走ってくるのは広行だった。半年くらい前に学校をサボって公園に居ると広行が私に声を掛けて来た。それから私達は仲良くなってどちらかが告白した訳でも無いけれど、いつの間にか付き合っているかのようにしょっちゅう会うようになっていた。広行は唯一私の話を聞いてくれる特別な人だった。
「広行・・・なんでこんな所に?」
「それは俺の台詞だ!こんな場所久しぶりに来たんじゃん?俺はほらあれだよ」
そう言って広行が指さすと目の前には小さなパチンコ店が在った。私は一度溜め息をついてから口を開いた。
「相変わらずパチンコばっかりしてるんだね」
私がそう言うと苦笑いして言う広行
「うん・・・でもそんな毎日遊んでた訳じゃないんだ、仕事見付かるまでお金ないし・・・パチンコでお金貯めてたんだ・・・連絡しなくてゴメン・・・就職活動とかで結構忙しくて」
広行は23歳、無職でいつもパチンコばかりしていた。この2ヶ月連絡も無く放置されていた私は少し怒りを感じていた。そんな広行が今、目の前で落ち込んで俯いている、一瞬私の心が揺れた。
(二ヶ月放ったらかしだったけど・・・広行なりに忙しかったのかな?)
だけどその気持ちはすぐに消えた。
「広行〜」
こっちに手を振っている女性。
「誰あれ?」
私がそう尋ねると、ばつが悪そうな顔をして苦笑いする広行。
「じゃあね」
そう言って広行に背中を向けると広行が私の腕をつかんで言った。
「あいつは何でも無いんだ、ただの友達だから・・・お前が想像するようなことは何もないよ」焦って言う広行の言葉は嘘バレバレだった。
私はその言葉に更に怒りを感じて言った。
「なんで言い訳するの!?お互い暇な時会ってただけでしょ!?広行に彼女出来たって別に何とも思わないよ!」
広行の表情が一気に変わった。私を睨んでくる広行。
「何?その言い方?それにどうでもいいって思ってる割には無機になってるじゃん?」
広行の言うことは正しかった。自分でもどうしてこんなに無機になっているのか分らなかった。
(広行は私にとっては特別だったから?だけどお互い別に付き合おうとか言ってない・・・私は広行の彼女じゃない・・・私は広行の何だったんの?)
頭の中ではそんな想いばかりが堂々巡していた。
「と・・・とにかく彼女出来たならもう私に付き纏わないで、彼女にも誤解されたくないし迷惑だから」
私は必死だった。どうしても広行と目を合わせられなくて、早く話を終わらせたい。ここから逃げ出したい気持ちで一杯だった。だけど広行は話を終わらせてはくれなかった。
「別に付き纏ってないじゃん、っつうか俺ってお前にとって何だったの?暇つぶし相手だとか彼女出来ても何とも思わないとか、なんかひどくねぇその言い方?」
自分でも分ってた。だけど頭が回らなくて・・・その時はもう言葉を返すのに精一杯で、口を開けば自分でさえ何を言っているのか分らなくなっていた。
「じゃあ何?もっと私を利用したい?広行が私に会いに来たのって女に困った時だけじゃん!私の気持ちも考えないで、バイト代にも手付けてたでしょ?分ってたんだよ?だからどっちにしろもう嫌だったの!広行とこれ以上一緒に居るなんてどっちにしろもう無理だった」
気が付けば私は、今まで吐き出せなかった言葉を全て広行にぶつけていた。私がずっと言いたかった言葉、だけど一人になるのが恐くてずっと言えずにいた言葉。
広行の態度が急に変わった。私の腕をゆっくり放して、沈黙が続いた。しばらくしてから
「・・・ゴメン」
一言そう言った。
(何それ・・・)
謝られたことで私は大きく傷つけられた。感づいては居たけれど証拠があった訳じゃない・・・だけどこの瞬間に全てを認められたから。広行はそれから俯いて何も話してくれなかった。
また沈黙が続き、今度は私から話始めた。
「いいよ・・・もういい・・・寂い時もあったけど楽しかった・・・沢山話聞いてもらったし・・・謝るのは私の方かも・・・本当は私、一人になるのが嫌だっただけなのかも・・・ごめんなさい」
そう言って私は頭を下げた。それから
「これからは彼女を大切にしてあげて・・・寂しい思いさせないであげてよ」
そう言った。
広行はやっと私の目を見てしばらくしてから
「うん・・・ありがとう・・・」
私は泣き出しそうで声が出なくて、ただ首を縦に振ってからリュ二オンの手を強く握って広行に背を向けた。
それから一歩踏み出すと耐えていた涙が溢れ出してきた。一番になれなかったことが悲しかった、また一人になってしまったことがどうしようもなく寂しかった。
「泣かないで・・・」
リュ二オンが私の顔を見て少し悲しそうに言った。
「泣かないよ・・・あんな奴、私はどうでもよかったんだもん」
そう強がって私は涙をこらえた。
「お姉ちゃんは一人じゃないよ」
私にそう言って微笑むリュ二オン、私は心が読まれているみたいで一瞬驚いた。
「私にはリュ二オンがいるもんね」
私がそう言うと一瞬困ったような顔をしてからリュ二オンが言った。
「僕も居るけど、お姉ちゃん大切な友達が出来たんでしょ?だからもう一人じゃないよ」
「・・・」
私はすっかり忘れていた。歩美が居ること、大切にしたい友達が出来たこと、(私はもう一人じゃないんだ)そう思ったらなんだか急に心強くなった。
♪〜
不意に懐かしい音楽が聞こえてくる。
私は音楽がする方に顔を向けると街角に在る大きな時計台からドアーフが出て踊っている。
時刻は18時丁度。
「懐かしい・・・未希と商店街にいる時も、この曲が聞こえるてくると何時も帰ってたんだ」
私の心は少し温かくなった。
「じゃあ僕達も帰ろう」
リュ二オンが私に言った。
「うん」
私は頷いてから返事をした。
「今日も探し物みつからなかったね・・・」
「うん・・・でも僕、お姉ちゃんと居ると楽しいからいいんだ」
「そっか、私もリュ二オンと居ると凄く楽しいよ」
私達はそんな他愛もない話をしながら手を繋いで帰り道を歩き始めた。あの頃から私は探し物なんてもうどうでもよくなっていのかもしれない。ただリュ二オンと一緒に居られるなら、それだけで良かったのかもしれない。
リュ二オンと出会ってから私の中で沢山のことが変わった。前は正直生きる理由さえ見失っていた私に、沢山のことを与えてくれた。些細な言葉一つでこんなにも人の気持ちを変えられる素晴らしさ、これからもずっとリュ二オンと一緒に居たい、私は素直にそう感じていた。
最後のありがとう
〜第六話〜
私達がしばらく歩き続けると見えてきたのは商店街だった。この田舎町の中では一番開けた通りだ。
ここにも沢山の思い出がある。
(変わってない)
どのお店を見ても未希と歩いた頃の思い出が頭を過ぎる。
「お姉ちゃん、暗い顔しないでね」
リュ二オンが一言笑顔で言った。いつの間にか少し暗い表情になっていた私に気が付いたのだろう。
(そうだ・・・いい思い出が沢山ある場所だった。)
私が自分にそう言い聞かせ笑顔を作ると、その顔を見たリュ二オンが私にニコっと微笑んだ。
リュ二オンが私の手を引きながら歩き始める。商店街は人で溢れている、そこには見慣れた顔の人も何人かいて居酒屋に来ていたお客さんや近所の叔母ちゃんもいた。だから余計に私はこの場所を避けていたのだろう。
しばらく歩き続けると一人の叔母ちゃんが私に話し掛けて来た。
「愛日ちゃん?」
それは実家の隣に住んでいる叔母ちゃんだった。
「愛日ちゃんよね〜?久しぶりに見たら綺麗になっちゃって」
笑顔で話しかける叔母ちゃん。
「ご無沙汰してます」
私は叔母ちゃんに一礼した。
「実家には帰ってるの?叔父さんも叔母さんも心配してるわよ?たまには顔見せてあげた方がいいわよ」
私は少し気分を害した。
「居酒屋だって繁盛してるんだから愛日ちゃんみたいに若い子が手伝ってあげなきゃ駄目よ。そんなんじゃお母さんだって天国で悲しむじゃない」
ズカズカと私のことに首を突っ込んで話す叔母ちゃんに凄く苛立ちを感じた、だけど私は頭を下げて言った。
「はい・・・スミマセン」
一瞬(言い過ぎた)と感じたかのように一時間を置いてから叔母ちゃんが話始める。
「いいのよ謝らなくて、ただ叔母ちゃんもお隣なんだし少し心配だったの何かあったら相談乗るからいつでもいらっしゃい、それじゃあね」
そう言うと叔母ちゃんは早々と何処かへ行ってしまった。
私がどうして実家に居ないのかも、どうして居酒屋を手伝わないのかも何も分ってないくせに・・・私の中に言い表せない苛立ちを感じた。
「心配してるんだよ」
私をなだめるかのよにうリュ二オンが優しい顔でそう言った。
一瞬リュ二オンが居ることも忘れいた私は、その優しい表情を見て我に返った。
「そうだよね・・・」
苦笑いして私がそう言うとリュ二オンが
「うん」
と言って微笑んだ。
そんな優しいリュ二オンに私はいつの間にか本音を話していた。
「だけど・・・正直放って置いて欲しいよ・・・まだ心の整理が着いてないのに・・・ああ言う人が居るから私は居酒屋を手伝えないんだよ・・・」
私が少し俯いてそう言うとリュ二オンは
「そうだね」
っと一言言った。
たった一言、だけどその一言は私の心の奥に響いて、私は凄く落ち着いた。リュ二オンが同意してくれたこと、それが凄く嬉しかった。今までなら言いたいこともただ心の中で叫んでいるだけだったから、何時もそうやって理不尽な気持ちを抱えて生きてきたから。
そしてまたしばらく歩いていると嫌な視線を感じた。
私はゆっくり振り向くとそこには・・・あいつが居た。
「愛日?愛日じゃん」
そう言って走ってくるのは広行だった。半年くらい前に学校をサボって公園に居ると広行が私に声を掛けて来た。それから私達は仲良くなってどちらかが告白した訳でも無いけれど、いつの間にか付き合っているかのようにしょっちゅう会うようになっていた。広行は唯一私の話を聞いてくれる特別な人だった。
「広行・・・なんでこんな所に?」
「それは俺の台詞だ!こんな場所久しぶりに来たんじゃん?俺はほらあれだよ」
そう言って広行が指さすと目の前には小さなパチンコ店が在った。私は一度溜め息をついてから口を開いた。
「相変わらずパチンコばっかりしてるんだね」
私がそう言うと苦笑いして言う広行
「うん・・・でもそんな毎日遊んでた訳じゃないんだ、仕事見付かるまでお金ないし・・・パチンコでお金貯めてたんだ・・・連絡しなくてゴメン・・・就職活動とかで結構忙しくて」
広行は23歳、無職でいつもパチンコばかりしていた。この2ヶ月連絡も無く放置されていた私は少し怒りを感じていた。そんな広行が今、目の前で落ち込んで俯いている、一瞬私の心が揺れた。
(二ヶ月放ったらかしだったけど・・・広行なりに忙しかったのかな?)
だけどその気持ちはすぐに消えた。
「広行〜」
こっちに手を振っている女性。
「誰あれ?」
私がそう尋ねると、ばつが悪そうな顔をして苦笑いする広行。
「じゃあね」
そう言って広行に背中を向けると広行が私の腕をつかんで言った。
「あいつは何でも無いんだ、ただの友達だから・・・お前が想像するようなことは何もないよ」焦って言う広行の言葉は嘘バレバレだった。
私はその言葉に更に怒りを感じて言った。
「なんで言い訳するの!?お互い暇な時会ってただけでしょ!?広行に彼女出来たって別に何とも思わないよ!」
広行の表情が一気に変わった。私を睨んでくる広行。
「何?その言い方?それにどうでもいいって思ってる割には無機になってるじゃん?」
広行の言うことは正しかった。自分でもどうしてこんなに無機になっているのか分らなかった。
(広行は私にとっては特別だったから?だけどお互い別に付き合おうとか言ってない・・・私は広行の彼女じゃない・・・私は広行の何だったんの?)
頭の中ではそんな想いばかりが堂々巡していた。
「と・・・とにかく彼女出来たならもう私に付き纏わないで、彼女にも誤解されたくないし迷惑だから」
私は必死だった。どうしても広行と目を合わせられなくて、早く話を終わらせたい。ここから逃げ出したい気持ちで一杯だった。だけど広行は話を終わらせてはくれなかった。
「別に付き纏ってないじゃん、っつうか俺ってお前にとって何だったの?暇つぶし相手だとか彼女出来ても何とも思わないとか、なんかひどくねぇその言い方?」
自分でも分ってた。だけど頭が回らなくて・・・その時はもう言葉を返すのに精一杯で、口を開けば自分でさえ何を言っているのか分らなくなっていた。
「じゃあ何?もっと私を利用したい?広行が私に会いに来たのって女に困った時だけじゃん!私の気持ちも考えないで、バイト代にも手付けてたでしょ?分ってたんだよ?だからどっちにしろもう嫌だったの!広行とこれ以上一緒に居るなんてどっちにしろもう無理だった」
気が付けば私は、今まで吐き出せなかった言葉を全て広行にぶつけていた。私がずっと言いたかった言葉、だけど一人になるのが恐くてずっと言えずにいた言葉。
広行の態度が急に変わった。私の腕をゆっくり放して、沈黙が続いた。しばらくしてから
「・・・ゴメン」
一言そう言った。
(何それ・・・)
謝られたことで私は大きく傷つけられた。感づいては居たけれど証拠があった訳じゃない・・・だけどこの瞬間に全てを認められたから。広行はそれから俯いて何も話してくれなかった。
また沈黙が続き、今度は私から話始めた。
「いいよ・・・もういい・・・寂い時もあったけど楽しかった・・・沢山話聞いてもらったし・・・謝るのは私の方かも・・・本当は私、一人になるのが嫌だっただけなのかも・・・ごめんなさい」
そう言って私は頭を下げた。それから
「これからは彼女を大切にしてあげて・・・寂しい思いさせないであげてよ」
そう言った。
広行はやっと私の目を見てしばらくしてから
「うん・・・ありがとう・・・」
私は泣き出しそうで声が出なくて、ただ首を縦に振ってからリュ二オンの手を強く握って広行に背を向けた。
それから一歩踏み出すと耐えていた涙が溢れ出してきた。一番になれなかったことが悲しかった、また一人になってしまったことがどうしようもなく寂しかった。
「泣かないで・・・」
リュ二オンが私の顔を見て少し悲しそうに言った。
「泣かないよ・・・あんな奴、私はどうでもよかったんだもん」
そう強がって私は涙をこらえた。
「お姉ちゃんは一人じゃないよ」
私にそう言って微笑むリュ二オン、私は心が読まれているみたいで一瞬驚いた。
「私にはリュ二オンがいるもんね」
私がそう言うと一瞬困ったような顔をしてからリュ二オンが言った。
「僕も居るけど、お姉ちゃん大切な友達が出来たんでしょ?だからもう一人じゃないよ」
「・・・」
私はすっかり忘れていた。歩美が居ること、大切にしたい友達が出来たこと、(私はもう一人じゃないんだ)そう思ったらなんだか急に心強くなった。
♪〜
不意に懐かしい音楽が聞こえてくる。
私は音楽がする方に顔を向けると街角に在る大きな時計台からドアーフが出て踊っている。
時刻は18時丁度。
「懐かしい・・・未希と商店街にいる時も、この曲が聞こえるてくると何時も帰ってたんだ」
私の心は少し温かくなった。
「じゃあ僕達も帰ろう」
リュ二オンが私に言った。
「うん」
私は頷いてから返事をした。
「今日も探し物みつからなかったね・・・」
「うん・・・でも僕、お姉ちゃんと居ると楽しいからいいんだ」
「そっか、私もリュ二オンと居ると凄く楽しいよ」
私達はそんな他愛もない話をしながら手を繋いで帰り道を歩き始めた。あの頃から私は探し物なんてもうどうでもよくなっていのかもしれない。ただリュ二オンと一緒に居られるなら、それだけで良かったのかもしれない。
リュ二オンと出会ってから私の中で沢山のことが変わった。前は正直生きる理由さえ見失っていた私に、沢山のことを与えてくれた。些細な言葉一つでこんなにも人の気持ちを変えられる素晴らしさ、これからもずっとリュ二オンと一緒に居たい、私は素直にそう感じていた。




